カウンセラーに必要な資質について、その1では「理解力」、その2では「忍耐力」について書きましたが、
その3では「現場対応力」について書きたいと思います。
「現場対応力」という言葉はあまり一般的ではないかも知れません。
私が「現場対応力」という言葉を初めて聞いたのは、
今から17年前に中小企業診断士の受験講座に通っていた頃、
講師の診断士の先生から聞いたのを覚えています。
その講師の先生曰く、「コンサルタントとして大事なのは、クラアントの要望・質問に
即座に対応できることが重要」とのことで、それが「現場対応力」と言っていました。
その言葉を初めて聞いたときは、あまりピンと来なかったのですが、診断士の勉強を
続けていくうちに段々と気が付いていき、実際にコンサルタントして活動するように
なると、その「現場対応力」の重要さを嫌というほど実感するようになります。
カウンセリングの現場でも、「現場対応力」は大変重要だと思っています。
クライアントの方の要望・質問には、全く想定外なことや未体験の領域の分野も
出てきます。
それらのことに対して、「ちょっとわかりません」では、クラアントの要望に応えて
いることに当然なりません。
しかしながら、知ったかぶりで適当なことを答えるのはもってのほかですから、
全く想定外なことや未体験の領域のことに聞かれても、なるべく短時間で調査して、
クラアントの方の要望に応えることが必要だと思っています。
私の場合、電話カウンセリング中は基本的にパソコンが目の前にある形で行っていますので、
聞かれたことで、不明なことでもすぐに調べて回答することが案外多いと思います。
それらひとつひとつの経験が、カウンセラーとして成長させて頂けると思っております。
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