前回ブログ記事「タイのメンタルヘルス事情」の中で、日本と米国の精神科のある病院数の
ことをふれましたが、そこで参考にさせて頂いた「岡部陽二氏のホームページ」の
当該記事のなかで、他にも気になったデータがありました。

<医療費財源の日米比較(岡部陽二氏のホームページ)>
http://www.y-okabe.org/medical/post_144.html

そのなかで、一番気になったのは、米国は人口1人あたりの精神病院数が日本の4分の1に
もかかわらず、入院患者数は実数で日本の4倍、人口で調整しても2倍も多いのです。

それに対し、日本は外来の患者数が実数で米国の2倍、人口で調整して4倍多いという
感じで、要は、日本は米国に比べて入院が少なく外来患者が圧倒的に多いようなのです。

日本と米国の精神病院の病床数は日本のほうが実数で2.6倍ぐらい多いのに、
入院患者が少ないのは、日本の精神科の多くは病床数が少ない小規模のクリニックが
多く、ここでカウントされている病床数は総合病院で精神科があるところの病床数が
カウントされているのかもしれませんが、恐らく日本の病院のほうが米国に比べて
小規模の病院が多いのではと思います。

なので、日本よりも米国のほうが、患者1人あたりの病院の従業員数は米国のほうが3倍程度
多いようです。

これらのデータをみるにつれて、構造的に日本の精神医療は外国と比べて、色々と
構造的に問題があるのかも知れないですね。。。

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