ドメスティックバイオレンス(DV)という言葉もかなり一般化したと思います。
DVに関する相談は、公的及び民間の相談窓口でも急増しているとのことです。
私のところにも関連した相談はたまにあるのですが、
女性からの相談だけではなく、実は男性からの相談もたまにあります。
「妻が急に居なくなった。どうやらシェルターというところにいるようです。」
という相談が以前ありました。
その男性のクラアントの方は、なぜ急に奥様が居なくなったのか、
あまり身に覚えが無いとのことですが、よくよく話しを聞いてみると、
殴ったりなどの暴力はほとんどやらないそうですが、カッとなったり
した際に大声で怒鳴ったりすることは無意識にしていたそうです。
シェルターに避難された奥様は、完全に行政に保護されている状態
になっているそうで、その男性はいくら行政に問合せても、
居場所や状況については、行政側は一切答えないそうです。
その男性は、相談してきた際は大変に反省と後悔の念が
滲み出ていたのですが、一番危惧されていたのは、今後一切、
子供と会えなくなるのではということでした。
この男性の件については、奥様側の話は全く聞けておりませんので、
実際はどのような状況なのかはわかっていません。
恐らく、奥様側の話を聞けば男性の話とかなり食い違っている
ことも想像できます。
言えるのは、既にこのような状態にまでなってしまうと、
なかなか夫婦の間だけで問題を解決するのは難しいと
感じました。