ここ最近なのですが、「こころの定年」という言葉をよく耳にします。

私の電話カウンセリングでも、大企業に勤めている40代前後のクライアントの方で
「こころの定年」でご相談されてくる方がいらっしゃいます。

私もちょうどそのようはご相談をされてくる方々とほぼ同世代なので、
気持ちはよくわかります。

私と同世代、いわゆる団塊ジュニア世代というのは、大学入学時ぐらいが
バブルの絶頂で、大学の2~3年先輩の世代などは就職活動が超売り手市場で、
理系の学生などは、就職説明会に出席するだけで、企業側から交通費はもちろん、食事代
やらなんやら色々貰得た模様で、アルバイトをする以上にお金を得ている先輩も
中にはおりました。

そのような状況も、私が大学3年の1992年ぐらいには雲行きが怪しくなり、
大学4年の1993年には完全に就職氷河期突入状態でした。

そんな状況で私と同世代の人は社会人生活をスタートさせていったのですが、
すぐ上の世代はいわゆるバブル就職組みで、価値観が合わなかったり、そもそも
仕事の能力に問題がありながら、上司・先輩として存在するという不条理を
味わっていた人も大変多いと思います。

そして、現在40代に突入し、サラリーマンとして生きてきた人にとっては、
ほぼ完全に先が見えてしまい、「俺(私)の人生これでいいのか?」
と悩む人が多くなっているのかと思います。

でも、「こころの定年」ではなく、「人生のリスタート」とか、「第2の人生」という
ような言葉のほうが私は好きですね。

個人的には、20代の頃より40代の現在のほうが、仕事のスキルも体力も
断然上がっていると実感していますので、この先の人生のほうが楽しみと感じています。

<「こころの定年」どう克服?>
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20141103k0000e040097000c.html

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