認知症の高齢者に対し、非定型抗精神病薬が処方されるケースはあるようですが、
下記URLのニュース記事によると、高齢者への非定型抗精神病薬の処方により、
急性腎障害を発症するリスクが高まるそうです。

この調査報告は、米国のものですので、日本でどの程度高齢者に対して、
非定型抗精神病薬が処方されているのか詳細はわかりませんが、
恐らく、日本でも高齢者で非定型抗精神病薬の処方による急性腎障害の
リスクは同様にあると思います。

非定型抗精神病薬にはクエチアピン(セロクエル)、リスペリドン(リスパダール)、
オランザピン(ジプレキサ)、アリピプラゾール(エビリファイ)などがありますが、
高齢者へこれらの薬剤の処方はリスクがあるようです。

高齢者の認知症のご家族を介護されている方の相談が
たまにありますが、あまり認知症の治療について詳細を
聞くことがありませんので、もし、認知症の治療に
非定型抗精神病薬を処方されているケースなどが
あった場合は、これらのリスクについて注意が
必要であることを周知しなければと思いました。

<高齢者への非定型抗精神病薬で入院リスク上昇>
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/etc/201409/538304.html

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