「メンタルケア.net」を閲覧頂き、誠にありがとうございます。
このページは、悩みや問題を解決するために、「カウンセリングを受けてみたい」と思っている方へ、カウンセラー選びのヒントになるよう、私(田村)が実際にクライアントとして、数々のカウンセリングを受けてみた体験を元に、感じたこと、思ったことを書かせて頂きました。
是非ともご一読頂ければと思います。
カウンセリングや心理学についての”そもそも”論
心理学は非常に”あいまい”な学問です
カウンセリングのベースとなっている「心理学」という学問ですが、一応、建前としては”科学”という扱いになっています。
但し、その理論の多くは「○○らしい」という、根拠としては曖昧なものが多かったり、根拠論文が何十年も前のもので、引用しているデータが古かったりと、必ずしも最新のデータで立証されている訳ではないのです。
そのようなあいまいなものを根拠にしているにも関わらず、あまりいないとは思いますが、心理検査の結果を元に「絶対にアナタは○○です」とか「アナタの性格は○○で間違いありません」など、断定口調でアナタの性格を決め付けてくるカウンセラーには気を付けて下さい。(残念ながらこういうカウンセラーが未だに結構います)
心理カウンセラーの国家資格は未だありません。(2016年現在)
2016年現在、心理カウンセラーとしての国家資格は存在しません。
※ようやく、2015年に国会で「公認心理師」という国家資格に関する法案が可決し、2017年度に施行予定です。
そもそも、心理カウンセラーと名乗って、カウンセリングで商売を行うのに免許や資格、役所への届出などの必要はありません。
これは、「公認心理師法」が施行されても大きくは変わりません。なぜなら、「公認心理師」は国家資格と言えど、残念ながら業務独占資格では無く、”名称独占資格”に過ぎないからです。
開業カウンセラーのほとんどが、何かしらの民間資格を取得して活動していますが、その民間資格も数え切れないほどの種類の名称があり、難易度もピンきりなのです。
資格は無いよりはあったほうが良い程度で、それほど重要ではなく、大事なのはそのカウンセラーの実力なのですが、これは実際にカウンセリングを体験してみないと実感できないものかと思います。
カウンセリング業界特有の商慣習
対面のカウンセリング料金の平均相場は60分換算で10,000~12,000円程度
なぜこの金額なのか?
何件か聞いてみましたが、「これぐらい取らないとやっていけない」的な回答が一番多い印象です。
料金の相場に関しては、地域によってかなり差がある感じがします。やはり都心に近くて家賃の高い地域だと、その分高い印象で、60分換算で12,000円以上のところもかなり多いと思います。
当日キャンセル料100%と原則前払い
これに関しては、私が今まで意図的なキャンセルを試したことがないので、実際にキャンセル料を徴収しているのかは不明です。
このように謳っておかないと、キャンセルが頻発するので、事前予防的に謳っているところが多いのではないでしょうか。
割引を原則行わない
例えば、マッサージやエステなど時間単位で料金を設定している業界では、時間が長くなれば多少の割引が普通にあります。
しかし、カウンセリング業界では、60分10,000円なら、90分15,000円、120分20,000円と、時間が長くなっても割引がないのが一般的という印象です。
サービス業という意識はあまり無く、一応「医療関係」という意識の業者が多い
医療行為はできないが、一応、コ・メディカルの一員というスタンスの業者が多いと感じます。
但し、一部、カウンセリング講座的なものを併設している業者は、商売っ気が強い傾向がある印象です。
では、どうやってカウンセラーを選べばよいのか?
自分に合ったカウンセラーの選び方ですが、複数のカウンセリングを試してみることです。但し、あまり多く試す必要はありません。
金銭的負担が大変ですので、複数と言っても3箇所程度試してみて、その中で自分に合いそうな業者を選ぶ形が良いかと思います。
私が、選ぶポイントとして、重視したいのは、
・あまり専門用語を多用しない。
・こちらからのどのような質問に対しても、何かしら即答してくれる。
・こちらの悩みや問題に対し、必ず何かしらの対応策を提案してくれる。
などです。ご参考にして頂ければ幸いです。